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ステップ10「鹿と紅葉を描く」提出

2017年9月27日 23:17 / ステップ13の時に投稿


ステップ10「鹿と紅葉を描く」提出
いつもお世話になっております。
今回はゆったりとした気持ちで描けました。
今の時期にあったテーマで良かったです。
ご指導の程宜しくお願い致します。

このノートへのコメント


先生 ムッチー  10月21日 16:51
たーちんさん

たいへん遅くなってしまい申し訳ございませんでした;;

課題作品の提出お疲れさまでした。

今回の作品、とても情感がこもっており、とくに筆のタッチが素晴らしいです!

色調も相応しい色味が出ており、遠近感も感じられ、雰囲気が良いですね♪


気になる点は・・・

まず最初にパッと拝見した時に感じたことがあります。
それは、紅葉が手前だけにしか存在していないように見える、ということです。

つまり手前の一列目だけに紅葉が映えていて、その奥はずっと向こうまで、ただ緑の樹木だけが生えている、という感じなのです。

これをそうにかして、ずっと奥まで紅葉が生えているというように見せる工夫が欲しいです。

根本的な原因は、紅葉の着彩りの表現にもあります。
この紅葉の部分すべてが平面的になっているからです。
すべてが同じようなエッジ感になっており、さらにすべてが同じ赤い色調です。

まず、エッジに関しては、「ぼかすと遠ざかる」「くっきりさせると近づく」
という原理を利用して、遠くにある紅葉や近くにある紅葉をバランスよく
表すようにしてみてください。

次に色調ですが、最初レモンイエローを下塗りしていただいたと思いますが、その下塗りしたイエローの上にまんべんなくまた赤(バーミリオン)を塗ってしまわれているので、最初のイエローが隠れてしまって・・・結局イエローを塗った意味がなくなってしまっているのです。

考え方はこのようにしてみてください。

(1)紅葉には、黄色く見える部分・オレンジに見える部分・赤く見える部分がある。
(2)黄色く見える部分を見せるために最初にイエローを塗る
(3)そのイエローの上にバーミリオンをドロッピングする
(4)ドロッピングが濃く乗った部分は赤くなる
(5)ドロッピングが乗らなかった部分は黄色いままである
(6)ドロッピイングが薄く乗った部分はオレンジになる

このようにして、黄・橙・赤が自然に現れるようにするわけです。
その「自然」な感じを出すために、筆で赤を乗せずに、ドロッピングで落として自然感や偶然な感じで雰囲気を出す訳です。

すべてすべて赤1色で終わってしまっては、上記のプロセスの意味がなくなってしまいます。
それなら、最初から赤1色で濡れ場いいだけの話しですから。
しかし、紅葉はいろんな色調に見えるからこそ紅葉であり、美しいのです。


気になった部分はそれだけで、あとは、路面や鹿も見事に表現できていますので、もう少しですね♪



今回、アドバイスは以上です。


では次回作品も楽しみにお待ちしています
(^∇^)ノ

たーちん2さん  10月22日 15:58
いつもお世話になっております。
ご指摘ありがとうございます。
ドロッピングの件、気づきませんでした。振り返って見直ししたいと思います。


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